宣言
下より上を見る回数を増やす
@riverlantern Narrated by Lana Young 2:22 30 shots
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立ち止まって見上げた。空は、気づかないまま真下を歩き抜けていたはずの何かをやっていた。これを一日一回やる。一分の値段で、午後の大きさがもう変わった。上には世界の層がまるごとあって、誰が見ていようといまいと、無料で、絶えず動いている。私の一日にこれのための場所はなかった。そして、場所は要らないと分かった。
まるまる一分は、聞こえるより長い。六十秒のあいだに雲は、思うよりずっとたくさん動く。構造として見事な何かをやっていて、誰かが見ているかどうかにはまるで関心のない鳥がいる。立っている私の横を誰かが通り過ぎて、見上げなかった。半年前はそれが私。空は誰のためにも演じていない。ただこれを、一日じゅう、全員の上でやっている。
たいていの道を、画面か自分の足を見ながら歩く。すっかり忘れてしまった何かを読んでいるあいだに、季節がまるごと頭の上を過ぎていった。小さな取引ではないし、差し出された覚えもないまま、一瞥ずつ成立させた。初期設定は中立ではない。注意は、私が向けようと向けまいとどこかへ行く。選ぶのを断れば、別の何かが私の代わりに選ぶ。そして、それが空を選ぶことは決してない。上のどれも私を取り合っていない。だから負ける。
一分見上げると、小さくてすぐに効く何かが元に戻る。無料で、いつでも手に入って、それを私は断り続ける。意図して続けることとしては、風変わり。これのための場所がない版の一日は、存在しない。不足していたのは時間ではなかった。何もしない一分は、先に稼ぐか正当化しなければならないという考えのほう。そんなことはないし、もともと一度もなかった。私は、品薄でもないものを配給していた。
だから今日一度、立ち止まって、まるまる一分空を見る。時間を計って。そうしないと十五秒に切り詰めて、やったことにするから。十五秒は一分ではなく、ちらりと見ただけ。計るのは細かさではない。実際にやったことと、やる気満々だったことの差。その差のところで、私の良い思いつきはたいてい死んでいる。
一分。一日は、私が扱ってきたより大きかった。そして、最初からずっと大きかった。